離婚届

2004年5月21日
昨日の一件で本当に別れたい思いだけが
頭の中を駆け巡って
離婚届を見てた。

私は結婚する時に万が一に備えて
離婚届も用意しておいた。

その離婚届には私だけのサインが書いてある。

その離婚届を封筒に入れて
テーブルに置いておいて私は寝た。
12時過ぎにオットは帰ってきた。
眠ってるフリをしてると、
ベットに入ってきて、私の顔を少しの間
ながめてるような雰囲気がして
そして私にキスをして、
私を抱きしめながら、オットは寝た。

そして今朝、オットのただならぬ声で
私は起こされた。

「チビ!なにこれ?なんだよ!!
どういう意味だよ?!」って。

私は一瞬なんの事かわからなかったけど
離婚届を見て、目が覚めた。

「。。。そんなの朝から話したくない。
今夜話し合いしよう」

そういうとオットは納得せず
「こんなの見せられて普通どおり会社に行けるかよ!
なによ?何があったのよ」

と、まるで自分がした事に気づいてない様子。

朝はただでさえ忙しいのに、オットは腰を据えて
話を聞く体勢をつくる。

そして、切り出した。
お金借りてるでしょう。
そしてそれを私に黙ってた。

そう言うと、いともアッサリと認め、
「なんだ。。そんな事か。。
俺はてっきり好きなヤツができたとか、
そういう事かと思ってた。。。」

とまるで自分が非がないみたいに言う。

そして一瞬沈黙の後。

「もしかして。。チビ、あの借りたお金で
浮気したと思ってる訳じゃないよね?」
と聞いてくる。

「そんなのそう思われても仕方ないよね?
私はその借りたお金を何に使ったのかも知らないし
お金借りた事すら言われてない。
疑われても仕方ない事をしたのはあなたでしょう。
私はもうあなたを信じられないし、
これからも疑う気持ちは晴れない」

きっぱりと突きつけるとオットは肩を落とし

「どこに浮気する時間があんのよ。なぁ。
毎日早く帰ってきてる。接待はチビが寂しがるから
極力控えてる。
俺は浮気なんか興味がない。絶対に浮気だけはしてない。
ホントにしてない。信じてくれ。」

「信じられない」

その一言を言うとオットはしばらく黙って。

「嘘をついてたのは悪かった。ごめん。
旅行に行くために頑張ってお金を貯めてるチビを見てて
金を貸してくれなんて言えなかった。
どうしても言えなかった。
だから、カード会社から借りた。
うちの会社は接待費が経費でほとんどおりなくなったし
自腹をきらないともうダメなんだ。
どうしても突発的なお金が必要になるんだ。
。。どうしたら信じてもらえる?
信じて欲しい、浮気だけは絶対にしてないし
これからもしないって。」

オットが私を好きなのは知ってる。
オットが毎日抱きついてきて、寝ても覚めても
私だけを見てる事なんて、
ずっと前から知ってる。

そのオットが浮気をしたなんて信じられない。

でも、疑う気持ちは晴れない。

「どうやっても信じられない。
疑われる事したのはそっちだけど、
もし本当に接待費に使ってるのなら
私に言えない程、追い詰めてたのは私のせい。
そんなんじゃ、やっていけないよ」

そう言って、仕事を行く準備を始めた。

こんな朝でもちゃんと普通に準備をして
会社に行かなきゃいけない。

いやな朝。
今日は金曜日なのに。
これからどうしていいのかわからない。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索